青森県・岩手県・山形県・北海道　など

明治の初期にアメリカから「紅玉」などと共に導入されました。当初の原名は普及せず、地区ごとに呼び名が違っていましたが、1900年に「国光」に統一しました。《この名は、前年に行われた皇太子嘉仁親王（後の大正天皇）と九条節子（後の貞明皇后）御成婚の慶事にあやかったものと言われています。》
青森県の風土に適していたため、基幹品種として、青森のりんご産業を「紅玉」と共に
明治から大正、昭和の100年間にわたって支えてきた品種です。しかし、デリシャス系から「ふじ」への品種の更新が行われ、現在では生産量が僅かとなってしまいました。

＊収穫期も最晩生種のため、年によっては11月の中下旬までずれ込んで収穫前に降雪に遭うことがあるため、青森県では「雪の下」という地方名称で呼んでいました。